スマホの生みの親は?

スマートフォンとして世界でいち早く認識された機種は諸説ありますが、アメリカのIBMが発表した携帯式電話「Simon」が有力だと言われています。その理由はタッチスクリーン式であること、電話だけでなくファックス送信やメール機能を搭載していること、さらには携帯電話対応のサイトを受信できるなど、携帯電話とPDAの機能を両方兼ね備えた機能を持っていたからです。こちらは1994年夏に一般向けに発売が開始されました。


このSimonの開発の主力メンバーだったのはフランク・J・カノーヴァです。彼は1997年にIBMからPalmに移籍してしまいましたが、その功績は大きく称えられておりIBMの歴史の中でも重要な人物として語られることが多いです。そして、彼がそのPalmにて大ヒット商品への影響を与えたことも間違い無いでしょう。


このように1990年代の中頃からPDAと携帯電話のハイブリット機は次々に誕生していきましたが、「スマートフォン」という名称が定着したのはいつからか正式に分かっていません。しかし、1995年、アメリカのビジネス向け資料で「スマートフォン」という名称が使われてから徐々にその名前が使われ始めていきました。